2023年のブルーベリー販売終了と写真で振り返る今年のブルーベリー

2023-09-18

先日で今年の生ブルーベリーの販売を終了いたしました。
たくさんのご注文、誠にありがとうございました!
昨年は高山ガーデンの中で過去最高の大豊作な年でした。
今年はそれに比べると収穫量は減りましたが、それでも平年並み〜それ以上は収穫ができました。

写真で振り返る今年のブルーベリー

4~5月はまだどんな年になるか分からないので、ドキドキの時期でした。
無事に剪定や受粉も終わり、5月下旬にはユーリカデュークが色づいてきました。

6月の様子

6月初旬に残留農薬検査を実施し、今年も無事に「エコえひめ認証(農薬・化学肥料不使用)」を取得し、販売を開始しました。
6月だけで見ると、今年の6月の収穫量は過去最高でした。
ユーリカニューハノーバーなど、新しい品種の収穫量が増えたことが要因です。

7月の様子

6月はとても順調だったんですが…、
7月は長雨のせいで実の状態が悪くなり、そこに虫がわいて大変なことに…。
7月はほぼ収穫も販売もできず、1ヶ月が過ぎました。
6月とは真逆で7月は過去最低の出荷量でした…。
収穫した量よりダメになって廃棄した量の方が多い辛いひと月でした。

中旬頃になると、ラビットアイ系品種が徐々に色づき始め下旬から収穫ができるようになりました。

8月の様子

8〜9月は天候も回復し、順調にラビットアイ系が成長。
7月の大不作への対策(虫対策)を施したことが功を奏したのか、収穫量が元に戻りました。
ただ、雨や台風が多かったりと販売できる機会が例年より少なかったのが残念なところです。
収穫量が減ったわけではないのですが、雨に濡れたりすると輸送するのに品質も良くないので、販売をとりやめる日もチラホラ。

今年の夏は天候に悩まされた年でした。
それでも平年並みの収穫量を確保できたので7月のマイナス分を考えれば、ある意味"豊作"だった、と言ってもいいのかもしれません。
天候はどうしようもできないので、難しい話ではありますが悪いなりにどうにかできないものかと悩むところです。

今年の果物の様子

今年は全国的に尋常ではない暑さです。9月になった今でも暑い日が続きますね。
各地で異常な暑さや雨の降らなさ、逆に一極集中の雨の降り方、まさに異常気象と言うべき夏です。
ブルーベリーもこの影響を受けたのか、Instagramを見ていると、全国の各農家さんの「今年のブルーベリーは成長が早い」というコメントを見かけました。(でも思い返すと6月あたりは日照不足のせいか遅いという話もありました。多少の地域差はあるかもしれません。)
8月は特に日照りが続き水が不足した地域では、シワシワになった実や成長不足の実も多く見かけました。

この暑さの中、果物によっては暑すぎて木になっている状態なのに果実が煮えてしまうものもあります。
ブルーベリーでは煮えた実を見たことないし、他でも今のところ聞いたことないので、幾分か育てやすい果物だな…と思います。
ただブルーベリーもそうですが、暑さは収穫する僕たち人間もしんどので困ったものです。

新しい畑のこと

さて、新しい畑も徐々に形にしていかないといけません。
新しい畑でも収穫ができるようになれば、収穫量が増えて販売できる数も増えていくのかなと…。
今年もなかなかの争奪戦の日もあったので、すこしでも解消できればなと思います。
来年もおいしいブルーベリーをお届けできるように頑張ります。