ブルーベリー畑の様子とブルーベリー 2023年7月中旬

2023-07-23

7月も半分が過ぎました。
夏の暑さも本格的になってきましたね。が、一方で局地的に大雨の地域もあったりと…。
大雨で被災された地域の方の一日でも早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

今回は、現在の高山ガーデンのブルーベリーの状況をお伝えします。

現在のブルーベリー畑の状況

先月末からの長雨・大雨で、当時収穫のピークだったハイブッシュ系が大きな被害を受けました。
実が裂けたり割れたりと、大変な状態に…。

雨で割れてしまったブルーベリーの実
雨で割れてしまったブルーベリーの実(ユーリカ)

毎年、梅雨時期に多少は雨で実がダメになることはありますが、今年は長雨と一度の降水量の多さが大きなダメになりました…。ダメになった実は処理していたのですが…、量の多さに追い付かず、そこに虫が集まってさらに大惨事に…。

このままではハイブッシュ系品種がダメになるどころか、これから採れ始めるラビットアイ系品種までダメにされてしまう恐れがあるため、苦渋の決断ですがハイブッシュ系をすべて落としました。
農薬(殺虫剤)などを使わないエコえひめ認証(農薬・化学肥料不使用)を取得しているため、農薬等で虫からブルーベリーを守ることができません。ですので、虫が集まる元となってしまっている実を落とし、不要な枝を切り日当たりや風通しを良くして、農園の状態を改善させているところです。

ブルーベリーの販売をお待ちいただいている方もいらっしゃると思いますが、今しばらくお待ちいただけると幸いです。
例年通りであれば、ブルーベリー自体は9月上旬ごろまで販売予定です。
まだまだブルーベリーの時期は終わらないので安心していただければと思います。

ブルーベリーの様子

これから本格的に採れ始めるラビットアイ系ブルーベリーの今の様子です。
クライマックス、ブライトウェルあたりは、少しずつ収穫ができています。
虫の問題をクリアして、収穫量が増えれば…販売も再開したいと思っています。

ひとりごと 昨年を振り返って

昨年のブルーベリーは高山ガーデンでブルーベリーを栽培し始めて以来、最高に大豊作な年でした。
そんな昨シーズンだったのですっかり忘れていましたが、毎年この梅雨時期になると期間の長短はあれど販売を中止することがあります。
やはり、梅雨時期は実の状態がよくない&晴れていないので、収穫量も少なく販売が難しくなります。
毎年この時期は使い物にならないブルーベリーが一定数でてしまいますが、今年はその量が本当に多かったです。
美味しく食べるために作っているので、使い物にならない(=捨てる)ブルーベリーを採らなきゃいけないのは、なかなか辛いものがあります。
自然のことなので、私たち人間にはどうにもできないところはありますが、農産物というか生き物を扱うのは難しいなと感じる日々です。

近年は災害…特に局地的で連続しての大雨が多いです。
雨が降らないと植物は枯れてしまいますから雨は必要です。が、一度に大量に降られても困ります。
もう少し適度に降ってくれないかな…と思いますね^^;
早く梅雨明けして天気がよくなってほしいものです。