8月中旬|ノビリス全盛期の畑と、加工屋から始まった私たちが“小粒”も育てる理由

ブルーベリー品種:ノビリス
ブルーベリー品種:ノビリス

8月も中旬を過ぎ、高山ガーデンのブルーベリー畑はラビットアイ系の収穫ピークを迎えています! 現在は「ノビリス」をはじめとする大粒で甘い品種たちが全盛期です。

そんな賑やかな8月中旬の畑の様子をお届けするとともに、今日は私たちが大粒だけでなく、あえて「小粒品種」も育て続けている明確な理由についてお話しさせてください。

畑に立つと果実の「大きさ」ばかりに目を奪われがちになりますが、実は私たちが「農家」ではなく「加工屋」から始まったことに、その大きな秘密があるのです。

私たちは「農家」ではなく、「加工屋」から始まりました

ブルーベリー品種:フクベリー
ブルーベリー品種:フクベリー

多くの方は「農家が作ったブルーベリーだから美味しい」と思われるかもしれません。ですが、実は私たちの成り立ちは少し変わっています。

私たちは最初から農家だったわけではありません。そもそもの始まりは「安心安全で美味しい加工品の販売」からスタートした会社なのです。

当時、私たちが作っていたジャムの原材料は、どれも愛媛県内の信頼できる農家さんから直接仕入れた素晴らしい果物ばかりでした。しかし、唯一ブルーベリーだけは、本場からの輸入品でした。

「他の果物と同じように、ブルーベリーも自分たちの手で(納得のいくものを)作りたい」 「国内産のブルーベリーで作ったジャムが食べたい」

ブルーベリー品種:オクラッカニー
ブルーベリー品種:オクラッカニー
ブルーベリー品種:コロンバス
ブルーベリー品種:コロンバス

そんな自分たちの強い想いと、お客様から寄せられるお声が重なり、最終的にたどり着いたのが「それなら自分たちの手で、理想のブルーベリーを一から育てよう」という決断でした。

重機を入れ、自ら土を耕し、汗を流して作り上げてきたのが、いま目の前に広がる高山ガーデンの畑です。いわば、理想の加工品を追求する中で生まれた“こだわりと情熱の畑”なのです。

本場・北米の「野生種」を知っているからこその視点

ブルーベリー品種:オースチン
ブルーベリー品種:オースチン

まだ自社で果実を栽培しておらず、加工品だけを作っていた頃、ブルーベリーの本場である北米地域から「野生種(ワイルドブルーベリー)」を輸入して使っていました。

ブルーベリーを食べ比べしたことがある方ならお分かりかと思いますが、品種が違えば味も風味も全く異なります。野生種と、現在私たちが日本で育てている栽培種とでも当然味は異なります。

野生種は果実がキュッと小さく、その分、旨味や酸味が力強く凝縮されているのが特徴です。

一方で、私たちが現在畑で育てて使用しているのは「栽培種」。 栽培種の中では小粒とされる品種であっても、かつて使っていた本場の野生種と比べれば、ずいぶんと大きく立派な実が採れます。

ブルーベリー品種:フェスティバル
ブルーベリー品種:フェスティバル

「大粒=正解」ではない。加工を極めるためのサイズ設計

ブルーベリー品種:ウッダード
ブルーベリー品種:ウッダード

加工品(ジャムやジュースなど)を作るにあたり、果実の味だけでなく「粒の大きさ」が完成品の仕上がりにものすごく大きな影響を与えます。

大粒の実は、生のまま食べたり、果実のゴロゴロ感をそのまま活かしたりするには最適です。しかし、煮詰めたり加工したりする際には、皮と果肉のバランス、水分の抜け方、火の通り方などにおいて、大粒・小粒それぞれに一長一短があります。

一概に「大きければ大きいほど良い」と言えないのが、加工の奥深いところなのです。

だからこそ、最高の味わいと食感を作り出すためには、生果で大粒のエース品種だけでなく、「小粒の品種」が絶対に一定数必要になります。

もっと深い話もしたいところですが、今回はここまで笑
また、当ブログやオンラインショップ、HP等の記事で詳しく書いていきたいと思いますので、こうご期待。

最高のひとくちをお届けするために

大粒のダイナミックな美味しさも、小粒がもたらす凝縮された風味も、すべて必要不可欠な存在です。

加工屋としての原点があるからこそ、私たちは果実ひとつひとつの個性を見て、味わって、体感しています。

自ら土を耕し、大切に育て上げた高山ガーデンのブルーベリーたち。 その旨味がぎゅっと詰まった自慢の味を、ぜひ一度ご賞味いただけたら嬉しいです。

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